よくクトゥルーは造形されるのですが、アザトースを作るという、かなり挑戦的な作品です。基本的にアザトースは宇宙の中心にいる無形不定形といわれるので、一見この姿は?となります。TRPGには別形態がありますが、二枚貝状態のと、これにも当てはまりません。ただ、1冊ですが、か「召還されると特定の形をとる」とありましたので、そんな状態を表しているのかなと、難しい解釈となりました。 脚が6本なのはTRPG設定からとったのかなと思います。ファンタジーなので、自由に作っていいのでは?といわれればそうなんですが。さて、作品ですが、頭部、胴体、腕6本、脚6本で、頭部胴体にある触手約60本は一体成型というなかなかすごい構成だなと思いました。3Dプリントはここまでできるんだと感心しました。ですが、作成するとかなり難しかったです。触手を避けてホールドするので、不安定な持ち方となるものの、落としたら終わると、なかなかなスリルを味わいます。また、サベッジさんが腕脚の位置を指定して分けて送ってくれたので無事に作成できましたが、まとめて送られていたら取り付ける場所がわからず、これまた、終わっていました。腕部分はとにかく、脚部分は台座の脚設置部分への調整のため、軸うちするのが必須かなと思います。何も考えずに脚をくっつけて台座に合わせたら、台座からはみ出しました。これを台座に納めようとしたら、接着部分が外れるので、軸うちで軸をとって調整しました。もっとも、私は、接着した腕部に当たってぽろっととれたので、腕部も軸うちしました。作品の情報量が多く、広く空いた所がないので、筆塗りでいけると思いますが、エアブラシで塗る場合も共に、約60本の触手を相手にする事となります。正気度を保って塗りきりたいところです。